16 1月 2024.2.6-2.11 よしざき しほ 写真展「里庭」同時代ギャラリー(京都)にて開催
庭でもなく、里山でもない。変容し続ける自宅の庭を「里庭」と捉え、その将来を案じながらも、長い時間をかけて撮影している写真作家 よしざき しほ(写真表現大学 個展向けの写真研究ゼミPlus所属)。
「里庭」をテーマにして約5年目となる今年、初個展(写真展)「里庭」が2024.2.6[火]- 2.11[日]の期間、同時代ギャラリー(京都)にて開催されます。
高度経済成長期、庭のある家を持つことがサラリーマンのステータスでした。父母も、小さいながらも庭のある家を持ちました。庭師が手入れしてきた庭。その庭を、母は働きながらこつこつと「里庭」に作り変えていきました。
歳月を経て、里庭も、そしてその作り手も変化していきます。どこの家にも、どこの庭にも、誰にでも起こり得る変化。
その変化を、そして将来を、直視できず途方に暮れる自分がいます。
今の、そしてこれからの社会のあり方について、大切なメッセージを伝えようとしている里庭。その変化を撮影し続けることができる貴重な存在、よしざき しほ。里庭から生まれた写真作家の作品をぜひ会場にてご覧ください。
★ 会場では、作品鑑賞・作者本人とのトーク・ポートフォリオの閲覧・作品やミニ写真集のご購入などが可能です。
★ 隣の会場では、下記の写真展も同時開催されます。ぜひ併せてご覧ください。
・坂本 和志 写真展「善意の押し売り ー 気持ちの創造」
https://medialib.org/202402060211-sakamoto-kazushi/
・仲宗根 寛子 写真展「裏庭学のすすめ」
https://medialib.org/202402060211-nakasone-hiroko/
よしざき しほ Shiho YOSHIZAKI
写真作家
福祉系団体職員として働きながら、写真作家としても活動。「庭づくりをする母」や「病院の窓」など身近なテーマで撮影を続けている。写真表現大学では2018年より本格的に写真を学び(写真研究ゼミ所属)、毎年作品を発表。それらの作品を、自ら編集・デザインした写真集というかたちでもまとめ、これまで『母の里庭』(2023)、『お母さんの里庭 − 庭を見る、母を知る』(2022)、『お母さんの里庭 − その深まり』(2021)、『お母さんの里庭』(2020)、『より添う窓』(2019)の5冊の写真集を自主制作。絶えず変化する「里庭」を見つめながら、日々テーマを深めている。